防災の豆知識

[気象に関する用語](2005/8/1改訂)


◆台風に関する用語

  • 台風と熱帯低気圧
    熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、最大風速が17m/sを超える物を台風と言います。
    台風は地球の自転の影響を受け北へ進む特性があり、東からの風が吹いている低緯度では西へ進み、高緯度になると偏西風の影響を受けて、速度を増して北東へ向きを変えます。また、太平洋高気圧の縁に沿って進む事もあります。

  • 台風の現在位置
    ×印で示します。

  • 予報円とは
    台風や暴風域を伴う低気圧の中心が12、24、48および72時間後に到達すると予想される範囲を円で表したもので、台風が円内に到達する確立は約70%です。

  • 強風域とは
    台風や発達した低気圧の周辺で、平均風速が15m/s以上25m/s未満の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域を言い、その範囲を円で示します。

  • 暴風域とは
    風速25メートル以上の風が吹いている暴風域と台風の中心が予報円に達した時に、暴風域にかかる可能性のある「暴風警戒域」で、実践の円で表されます。

  • 暴風警戒域
    台風の中心が予報円内に進んだときに、暴風域に入るおそれのある領域を言います。



◆台風に関する表現

・大きさ
平均15m/s以上の
強風域の半径
新表現 旧表現
200km未満 表現しない ごく小さい
200km以上
300km未満
小型
[小さい]
300km以上
500km未満
中型
[なみの大きさ]
500km以上
800km未満
大型
大きい
大型
[大きい]
800km以上 超大型
非常に大きい
超大型
[非常に大きい]


最大風速 新表現 旧表現
17m/s以上
25m/s未満
(表現なし) 弱い
25m/s以上
33m/s未満
なみの強さ
33m/s以上
44m/s未満
強い 強い
44m/s以上
54m/s未満
非常に強い 非常に強い
54m/s以上 猛烈な 猛烈な


◆気象情報に関する用語

  • 最大風速
    10分間平均風速の最大値をいいます。

  • 最大瞬間風速
    瞬間風速の最大値をいいます。
  • 強風注意報
    強風によって災害の起こるおそれがある場合に、その旨を注意して行う予報で、平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)に出されます。

  • 暴風警報
     暴風によって重大な災害の起こるおそれがある旨を、警告して行う予報で、平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)に出されます。

  • 大雨注意報
     大雨によって災害が起こるおそれがある場合に、その旨を注意して行う予報です。

  • 大雨警報
     大雨によって重大な災害の起こるおそれがある旨を、警告して行う予報です。

  • 記録的短時間大雨情報 大雨警報が発表されている時に、数年に1回程度発生する激しい短時間の大雨を観測、または解析したことを発表する情報です。現在の降雨がその地域にとって希な激しい状況であることを周知するために発表します。

  • 大雨注意報、警報共通の出される基準
    a) 大雨が原因となる地面現象によって、災害の起こるおそれがある場合または重大な災害の起こるおそれがある場合は、地面現象注意報(警報)による注意報事項(警報事項)を大雨注意報(警報)に含める。
    b) 大雨が原因となる浸水によって、災害の起こるおそれがある場合または重大な災害の起こるおそれがある場合は、浸水注 意報(警報)による注意報事項(警報事項)を大雨注意報(警報)に含める。
    c) 浸水による災害のうち、河川の増水による浸水は、洪水注意報または警報とする。

  • 高潮注意報
    台風などによる海面の異常上昇の有無および程度について、一般の注意を喚起するために行う予報です。

  • 高潮警報
    台風などによる海面の異常上昇によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報です。

  • 波浪注意報
    風浪、うねりなどによって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報です。

  • 波浪警報
    風浪、うねりなどによって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報です。

  • 浸水注意報
    浸水によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報です。

  • 浸水警報
    浸水によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報です。

  • 浸水注意報・警報が出される基準
    a)浸水注意報の注意報事項は気象注意報に、浸水警報の警報事項は気象警報に含めて行う。
    b)気象注意報、警報の種類は、その原因となる現象によって、大雨注意報または警報、融雪注意報とする。
    c)浸水注意報、警報の運用は、状況によって次のように行う。
    ア.河川の増水のために、低い土地に浸水することなどによって、災害が起こるおそれのある場合は、洪水注意報または警報とする。
    イ.津波または高潮のために、海岸付近の低い土地に浸水することなどによって、災害が起こるおそれのある場合は、津波または高潮の注意報または警報とする。

  • 洪水注意報
    洪水によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報です。

  • 洪水警報
    洪水によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報です。

  • 洪水注意報・警報が出される基準
    a)大雨、長雨、融雪などの現象により河川の水が増し、そのために河川敷内の施設などに損害、河川の堤防・ダムなどに損傷を与えるなどによって災害が起こるおそれ(注意報)、または、重大な災害が起こるおそれ(警報)がある場合に行う。
    b)浸水注意報、警報は、原則として気象注意報、警報に含めて行うが(浸水注意報、警報参照)、河川の水が増し、そのために低い土地に浸水することなどによって災害が起こるおそれまたは重大な災害が起こるおそれのある場合は、洪水注意報または警報とする。
    具体的には、河川の増水のために、河川の堤防、ダムが損傷を受けることなど(破堤、溢水を含む)による浸水である。



資料・情報は気象庁広報より引用